塗り替え時期の目安についてどのタイミングでメンテナンスが必要なのか説明させていただきますので参考にしてください。
(外壁サイディングの場合)
●コーキングの割れや剥がれがあるか●コーキングとサイディングの間に隙間があるか●サイディングの反りがあるか●釘が打ってある周辺の割れや吸水の確認●南面や西面などの色の変色はあるか(濃いグレーが北面にくらべて薄くなっている等)
(ALC外壁の場合)
●塗膜の変色や剥がれ広範囲のヘアクラック ●コーキング部分の割れ ●板の割れ・破損
(モルタル・コンクリート外壁の場合)
●塗膜の変色や剥がれ広範囲のヘアクラック ●ひび割れ・クラックの発生
*上記にはあくまで目安として書かせていただきましたので、建物の条件・状態などによって異なりますのでプロによる診断をご依頼ください。屋根に関しては、登ると危険ですのでプロによる検査をご依頼ください。
チョーキングとは紫外線・熱・雨風などによって塗装表面が劣化し成分の顔料が粉状になってしまう現象です。右写真のレベルの場合だともうそろそろ塗り替えが必要なサインです。少し洋服に触れただけで洋服が汚れてしまう様な状態になってしまうと早めの塗り替えが必要なレベルとなります。
板間目地のコーキング状況です。右写真はコーキングとサイディングの間に隙間ができています。この隙間から雨水がサイディング裏側に侵入するレベルになると腐食や反り、ひび割れの原因になってしまいます。 もちろん破断や剥がれもコーキング交換の時期ですがコーキングの表面のみがひび割れてきた程度の場合は工事を検討する時期が近ずいてきた程度です。
モルタル外壁のクラック状況です。右の写真は下地にまで達している可能性が予想できるクラックとなります。判断基準は当社では名刺が入る大きさかどうかで決めています。鉄筋コンクリートの場合は0.3㎜を基準としています。このレベルの割れは安易な処置ではまた同じ様に割れてしまいますので適切な処置が至急必要となります。細かいヒビの場合は決してよくはありませんが、雨漏りまでには至らないヒビ割れと考えられます。
コケや藻の繁殖は、表面部分だけにカビや藻が生えている場合は外観上の問題だけになりますが、そのまま長期間放置していると排水機能がコケや藻により低下してしまい雨漏りや下地の劣化に繫がる危険もあります。
塗装の役割とは、物の保護・美観・特殊機能の付与となります。塗膜にてこの3つの役割を果たしているのですが、塗膜の剥がれは美観はもちろん塗膜による部材の保護が失われてしまいますので、腐食や漏水に繫がる恐れがありますので、早急な処置が必要となります。
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